【赤いクワガタ】ヒラズゲンセイの毒の危険性や生態について
昨日公園で赤いクワガタ見つけたんだよね。ムシキングに出てきそうでかっこよかったの!
この「赤いクワガタ」は最近テレビなどのメディアによく出ているものですね。
実はこの虫、クワガタの仲間じゃないとか強力な毒を発生させるだとか。。
ではこの赤いクワガタ「ヒラズゲンセイ」について一緒に見ていきましょう。
ヒラズゲンセイってどんな虫?
ヒラズゲンセイはツチハンミョウという昆虫の仲間で元々は四国に生息していたんです。
しかしここ20年で近畿方面にもやってきている為、今こんなにも世間をさわがせているんですね。
体長は2〜3センチと小柄ですが、鮮明な赤色の外見と大きなアゴが特徴的です。
外見だけでもお腹いっぱいなのにこのヒラズゲンセイ、成長の仕方にも特徴があるんですよ。
ヒラズゲンセイの成長の仕方
結論から言うとヒラズゲンセイはクマバチに寄生して、成虫まで成長します。
寄生といっても体内に入ったりするのではなく、人間でいうヒモみたいになるんです。
ヒラズゲンセイは幼虫期に、花に寄ってきたクマバチにしがみついてクマバチの巣までたどりつきます。
そこからヒラズゲンセイが成虫になるまでずーっと、クマバチに世話してもらうんですよ。
自分の子供と他人の子供の見分けがつかないのがフシギダネ。
ヒラズゲンセイの危険性
ヒラズゲンセイはその真っ赤な見た目に負けないほどの毒を有しています。
どんな毒なの?
ヒラズゲンセイはカンタリジンという毒を持っていて、それは主に体液に含まれています。
体液が毒みたいなものなので触ることすら危険な虫ってことですね。
カンタリジンに触れてしまうとどうなるのか?もちろん、死んだりするわけではありませんよ。
素手でヒラズゲンセイに触れてしまうと、皮膚が炎症を起こしてしまうんです。
つまり水膨れが出来たりして痛いってことですね。この虫には特に子供が注意する必要があります。
なんせ「クワガタに似てる&目立つ色」これだけで子供の好奇心をくすぐりますから。。
対処法は「触らない」ということしかありませんのでご注意ください。
ヒラズゲンセイの被害の事例
実際に滋賀県の男の子がヒラズゲンセイの被害にあっていました。
下記の記事に詳しく書かれていましたので参考に。。
発見した男の子の母親によると、男の子は学校からの帰り道、ヒラズゲンセイを住宅街で発見。たまたま木の枝で拾い上げ自宅に持ち帰ったので毒のある体液に触れることはなかったといいます。また、自宅にいた父親は昆虫の知識があったため、素手で触れることはなく、写真を撮ったあとすぐに木の枝を刺して処分したということです。
今回の記事のまとめ
今世間を騒がしているヒラズゲンセイについて話してみました。
大人でもあの外見に惹かれる方は多いと思います。ましてや子供なんてもっとでしょう。。
しかし今回の記事で、危険性も同時にはらんでいるということがわかりましたね。
なので街中や公園で見ても触らずそっとしておきましょう。